ちびまる子 VS パックマン

「ばいばーい、たまちゃん」
「ばいばーい、まるちゃん」

親友であるたまちゃんと分かれ、まる子は一人自宅へと向かう。
100メートル先を左に曲がればそこはもう自宅への入り口だった。
今日のおやつは何かな?
おじいちゃんとどんな遊びしようかな?
そんな事をのんきに考えていたまる子の前に奴は突如として現れた・・・
角を曲がった直後、まる子は巨大な黄色い球体にぶつかった

「いたたた…なんだよぅ、これは…」

ちょうど運動会で使うような大玉転がしぐらいの大きさの球体。
小さいまる子にとってはかなりの大きさに見える球体。
触ってみると、無機質な感触が肌に伝わってくる

「誰かの忘れ物かねぇ…しかしまたなんで家の前なんかに…」

可能性としてはあり得なくはない。
業者が家の前を通った時に荷台から落としたものと考えれば
このありえない物体も一応の説明がつく……筈だった
球体に異変がなければ、それで説明がつく筈だったのだ。
球体が少し、浮かび上がった

「えぇ?何?何なのさ…」

球体がくるりと反回転する。
いや、まる子の方を振り向いたと表現するのが正しい
そうまる子は思った
球体の正面には巨大な口があった

「うぎゃあああああああああああああああああああああああああ」

まる子は走った
走って走って走って走って走りつくした
すぐ後ろからは黄色い球体がバクンバクンと音を立てながら迫ってきている

「食べられる、食べられちゃうよ~、たまちゃ~ん、助けてー」

ガッ

「あっ………」

まる子は石に躓いて転んでしまった

「痛たたた…はっ」

振り返ったまる子に巨大な口が襲いかかる

一口でまる子は巨大な口内に収められ舐め回される

必死に抵抗するものの、幼い少女の力ではとてもじゃないが敵わなかった

まる子「やだぁ…やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ごくり

と音が響いた。

まる子「う~ん……はっ、ここは……学校?なんで?どうして?」

確かに自分は黄色い化け物に食べられた筈、まる子の頭の上には?が
飛び交っていた。

まる子「帰ろう…」

その帰り道。まる子は再びあの化け物と出会う事になる


マール VS ぬぅ

ラヴォスとの戦いを終え、仲間と別れたクロノ、ルッカ、マールの三人は
タイムゲートに消えたクロノの母ジナと猫を追って各時代をシルバードで
時間航空していた。

ルッカ「未来に手掛かりはなし、と…。クロノ、次は中世に行ってみましょう」
クロノニア「はい」
マール「クロノのお母さん、何処にいるんだろうね?」

ピカッ

マール「何?ペンダントが…」

ギュイィィィィン

ルッカ「た、タイムゲート!?何で?」

ペンダントと共鳴して突如と現れたタイムゲート。
それは今まで見た事もない、緑色の空間が広がっていた。

マール「きゃあああああああああ、す、吸いこまれ…」
ルッカ「マール!?」

マールの身体がタイムゲートに引き込まれていく。
クロノがマールの腕を掴もうとしたが、間に合わずマールは時空の彼方に
消えていった。

ルッカ「あぁ、もう、何なのよ!?今のゲートは?クロノ、追いかけるんでしょう!」
クロノニア「いいえ」
ルッカ「え?ちょ、ちょっとクロノ何をして…えぇ?きゃぁ、やぁ、だめぇ」




マール「うーん……ここは…」

鬱蒼としたジャングルのような場所。
見覚えがある。
ここは原始時代で見た迷いの森の景色

マール「私、原始時代に飛ばされたのかしら?」

ここにいても始まらない。
クロノ達が見つけやすいように開けた場所に出る必要がある。
マールは森の出口を探すことにした。

マール「うぅ…クロノ達がいないと心細いなぁ…」

一応レベル最大値まで上がっているマール。
並大抵のザコならば一人で対処できるがやはりか弱い?女の子である
一人で原始時代に飛ばされればさすがに不安になるだろう
しばらく歩いていると、目の前に光が差し込む場所があった

マール「出口だわ!」

やっと森から出られる。
原始時代ならエイラがいるはずだ。
まずはエイラと落ち合おう。
そうマールは思って森を抜けた。
しかしそこには有り得ない光景が広がっていた
開けた森の中心部、そこには原始時代にはないはずの
ドームが存在していた

マール「何!?これ。なんで原始時代にドームがあるの?」

マールは恐る恐るドームに入ってみた。
さらにドームの中には目を疑う光景が広がっていた。

マール「これ…魔王城だわ…それに、あの先に見えるのは…リーネの鐘!?」

そこはまるで原始~未来までの全ての時間が凝縮されたような場所だった





ルッカ「いい加減にしなさーい!!」
クロノニア「はい」
ルッカ「こんなときにふざけてるんじゃないわよ(ちょっと嬉しかったけど)」
クロノニア「はい」
ルッカ「それよりクロノ大変だわ。あのゲートの磁場を解析してみたんだけど、
    どうやら、全ての時代の磁場が観測されているの。つまり、あのゲート
    の先には全ての時代が組み合わさった時間軸に飛ばされるの。
    だからシルバードじゃ…マールを追えない…」

縦時間を自由に航行できるシルバード。
しかしシルバードが行ける時間は一つだけである
マールを追いかけるには原始~未来まで全ての時間に同時に跳ぶ必要性があった

ルッカ「改造すればなんとかなるけど…完成は何百年先になるか…」

中世でロボを置いてきた時とは違い、今回はマールを長期間一人で待たせる必要性
それまでにマールの安否が保障できない。時間移動して改造を完成させるのは簡単
だがマール側の無事は保障出来ないのだ





一方マールは探索を続けていた。
幸い、敵らしい敵はなく、道もほぼ一本道でマールはどんどん奥へ進んでいた

マール「それにしても不気味…魔物でも出ないと誰もいないお城って気味悪いわ
    …あ、あれは!?」

小さな小部屋の先、マールは見覚えのある生物を見つけた

青く、頭に緑色の毛が生えている蛙のような丸い原始から未来まで
一貫してその姿を見えていた生物ヌゥ

マール「もしかしたら、何かわかるかも?」

マールは眠っているヌゥに近付いた

パチッ

ヌゥがマールの気配に気づき目を覚ました

ヌゥ「…………ココ、ダレモイナイ、オナカスイタ」
マール「え?」
ヌゥ「オナカスイタオナカスイタオナカスイタ」
マール「きゃぁ!?」

突然ヌゥが飛びかかってきた。
マールは咄嗟に回避したが足首を挫いてしまった
マールをめがけ再びヌゥが高く跳びあがった

マール「きゃあああああああああああああああ」

ドスン
 
998

ヌゥのプレスを受けマールは瀕死の状態に陥る

HP1で虫の息のマールの脚を咥えヌゥは食事を始める

マール「いやぁああああ、食べないでぇぇぇぇ」

マールは必死にヌゥの顔を掴んで抵抗するが、下半身はどんどんヌゥに
呑みこまれていく。

蛙の口のようにヌゥの唇は硬く、マールの身体をしっかりと咥えこみ
ネバネバした舌が身体中に巻きつき、動きを制限する
不快感がマールを襲う。

マール「やだぁぁあ、クロノォォォ」

マールの叫び声が虚しく響き渡る
ヌゥは口をもごもごさせながら、次第にマールを呑みこんでいく
太もも、お腹、胸元
だんだん、マールの身体がヌゥの体内に収められていく
顔が口の中に入り、飛び出した二本の腕が助けを求めて蠢く
ヌゥがその腕を掴み、強引に口の中に押し込んだ。
そして…

ごくん、ごくん

マールが喉を通る音が響いた

ヌゥ「Zzz」

ヌゥが再び眠りにつく
胃袋の中では少女が一人消化されていく











おじゃる丸 VS カービィ

カズマ「じゃあ、おじゃる。行ってくるね」
電ボ「行ってらっしゃいます。おじゃる様」
おじゃ「おじゃ…行ってまいれ…」

その日、カズマと電ボはおじゃる丸に特製プリンをプレゼントするため
一人と一匹、材料の調達で家を開けていた。
勿論、おじゃる丸も最初は行くと我儘を言ってはいたが、
プリンと聞いて「ならば待つ」と態度を一変。
それならばとおじゃる丸に留守番を頼み、一人と一匹は買い物に出かけた

おじゃる「しかし、暇じゃの…こういう時は…あれじゃ、子鬼めらでもやってこないかの」
???「ぽよ?」
おじゃる「な、なんじゃ御主!?」

気がつくと窓からピンク色の丸い謎の生き物がおじゃる丸を覗いていた

おじゃる「なんじゃ…丸いの…御主、名はなんと申す?」
???「ぽよ?カービィ、カービィ!」ぴょいんぴょいん
おじゃる「ほほぅ、かぁびぃと申すか。御主…貧乏神か何かの知り合いかの?」
カービィ「ぱよ?」
おじゃる「知らぬか?まぁよい。カズマがプリンを買うてくるまで暇つぶしに付き合ってたもれ」
カービィ「プリン!?」
おじゃる「おじゃ!?」
カービィ「ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオ」(吸いこみ)
おじゃる「お、おじゃああああああああああああ」

プリンという単語を聞いたカービィはおじゃる丸をプリンと早とちりし
おじゃる丸を吸いこもうとした。
咄嗟におじゃる丸の持っていた笏が伸びて扉に捕まるが吸いこみの力は強く
おじゃる丸の運動能力の低さからすぐ笏から手を離してしまった

おじゃる「おじゃぁっぁぁぁっぁあっぁぁ!?」

ぱくん

カービィに身体を咥えこまれ顔だけ口から出たおじゃる丸。
そんなおじゃる丸の前に救世主が現れた

子鬼トリオ「「「笏返せぇぇぇぇぇぇぇぇ」」」
キスケ「聞いて驚けぇ」
アオベ「見て笑えぇ」
アカネ「我らエンマ大王様…」
子鬼トリオ「っておじゃる丸喰われとるぅぅぅぅぅぅぅ」
おじゃる「おじゃっ……助けてたもれぇ!!」
アカネ「助けるって言ったって」
キスケ「こ、怖いッピ…」
アオベ「きょ、今日の所は引き上げるでゴンスぅ!!」

子鬼トリオは逃げ出した

おじゃる「おじゃ……」

ごくん

おじゃる「おじゃあああああああああああああああああ!?」

ぽん

おじゃる「おじゃっ!?」
カービィ「ハーイ。」
おじゃる「おじゃ!?その格好、まるで麻呂のような格好…」

おじゃる丸を呑みこんだカービィはおじゃる丸をコピーして
麻呂カービィ?になった

おじゃる「まったく、いきなり麻呂を食べるとは…ぶつぶつ」

おじゃる丸は文句を言うがカービィはふよふよと部屋を飛び回ってまるで
聞いていなかった

カズマ「ただいまー」

おじゃる「カズマ?プリンでおじゃる!!」
カービィ「プリン?プリーン!!」
カズマ「うわっ、何この生き物!?」
おじゃる「そうじゃ、かぁびぃとやら、カズマを食べたらどうなるのかのぅ」
カズマ「え?話が見えないだけど」
おじゃる「かぁびぃ!!吸いこんでみてたもれぇぇぇ」
カービィ「ひゅおおおおおおおお」
カズマ「うわぁぁあぉ!?」
電ボ「わ、私までぇぇぇぇ」







結局カズマのストーン成分と電ボのスパーク成分を同時に吸い込んだカービィは
スパークストーンの能力を使えるようになっていた。