前田 香澄
24歳、独身。

職業はOL。

それが私の肩書き・・・。

さらっと長く伸びた黒髪はお尻の下まであり、毎日丁寧にケアをしている。
生まれ持った顔立ちの整い具合のお陰で、メイクは薄くする位。

肌は・・・すべすべで柔らかく、潤いに満ち、豊満な胸は男を喜ばすのに適している。

身長は172cmで少し高め。股下は90cmくらいあるかしら?
それ位脚は長い。

生活する上で、笑顔と思いやりは忘れないようにしている。


それなのに私にはこれと言った目ぼしい男・・・つまり、彼氏は居ない。
そう・・・独身・・・。

男が嫌いか好きかで答えられると、
私ほど男を"好き"だと答えられる人物は居ないだろう。

何を隠そう・・・、私は好きなのだ。

・・・男を・・・丸呑みにするのが・・・。


*


カタカタカタッ・・・

辺りは、無機質なキーボードの音で満ちている・・・。

ここはとある会社内の事務部屋・・・。

私も例に漏れず、その音に混ざるようにしてキーボード作業をしていた・・・。


とんとん・・・

私がPCに向かって淡々と事務作業をしてると、肩を無作為に叩く男の手が感じられた。

『この叩き方は・・・またアイツ・・・ね。』

よく胸をちらちら見たり、お尻をさりげなく触ったりする、"セクハラの課長"堀井 勉だ。
私より3年年上で、課長にしては若いのはいいのだが・・・。

名前の真面目さに反して、私に対して相応しくない態度を取るのがこの堀井だ・・・。

正直顔を見るだけでもうんざりなので、このまま無視したいのだが・・・
このまま無視し続けると、いやらしい下卑た触り方をしてくるので、それは御免蒙りたいものだ。

仕方なく、私は肩を叩き続ける堀井の手を取ると、乱暴に肩から払ってやった。


「何用ですか?課長。今日は、何処へ行くんですか?」

私は課長の顔も見ずPC作業をしながら、冷たくそう答える。

「いやだなぁ・・・香澄さん・・・。そんなにおこらなくても・・・。」

「怒って当たり前です・・・。何せ課長はセクハラを私だけにするのですから・・・。」

「そりゃあ・・・社内一の美人が居たら触りたくもなるさ・・・。こぉんな風に・・・。」

課長はいやらしげな手つきで私のお尻を撫ではじめる・・・。

『そろそろガマンの限界だわ・・・ 次はコイツを丸呑みにしてあげましょうね。』

そろそろお昼も近い・・・。

行動に移すなら今の内だ。

私は、お尻触りに夢中な堀井の目を盗んで、私の飲みかけコーヒーの入ったTカップに、ちょっとした薬を混ぜてやった。

混ぜた薬は男だけを縮小させる事のできる秘薬・・・。幾らかの女性だけが知ってる、その入手方法。


実は今までにも、この薬を使って縮小した男を何度か丸呑みにした事があった。

初めて男を呑んだのは・・・15歳の頃。

その時から、私は男を縮小させる術を持っていたのだ。


はじめは些細な動機だった。

『縮小させて、好きな男の子を丸呑みにしたらどうなるんだろう・・・。』

そんな、些細な動機。

感想は・・・男の子が生きたまま私の胃の中で暴れる所を感じる事は・・・不快じゃなかった。

寧ろ、私の潜在的な支配欲が刺激され、私は男を何時しか食べ続ける魔女の様な生活を送るようになっていった。


あれから9年・・・。

この堀井課長で139人目・・・。

そう、堀井は139番目の私の生贄となるのだ・・・。

今も尚、私が抵抗しないのをいい事にお尻を触り続ける堀井をわき目に見て、私は内心ほくそ笑んでやった。


「課長・・・。」

「ん・・・?なんだ・・・?仕事のキリがついたか?」

「いえ・・・。これ、私の飲みかけのコーヒーなんですけど、もう飲めなくて・・・。
課長、飲んでいただけませんか?捨てるのも勿体無いですし。」

そういって、私の口紅がほのかについた方を見せ付けるようにして、課長にTカップを差し出した。
無論、中身は縮小薬の入ったコーヒーなのだけれど・・・。

「え・・・?マジで・・・?では、あり難く頂きます・・・!」

脳内性欲で満たされた猿の堀井は、それが罠だと知らずに手に取り、
緊張した面持ちでカップに口をつけると、コーヒーをグイッと飲んでしまった。


*


「いやだ・・・食べるだなんて聞いてない・・・」

「あらあら・・・ 私のこと好きなんじゃなかったの?」

「だからと言って俺が食べられるだなんて・・・!」

今は誰も居ない女子更衣室の中で、私と、小さくなった裸の堀井はそんな会話を繰り広げていた。

身長20cm程に縮んでしまった堀井は丁度私の両手に納まる位の大きさだった。

そんな惨めな彼を見てるだけで、私はさっきより食欲が湧いてくる・・・。


ぐきゅるる・・・


一際大きな空腹音が、辺りを支配する。

堀井にも私の空腹音が分かるように、無理やりお腹に堀井の耳を押し付けてやってるのだった。

堀井はそこから逃れようとなんとかもがくが、これだけ大きさに差がある私にとってはそんなの抵抗にも値しなかった。

「ひぃ・・・!」

さっきから繰り返し"食べる"という事を嫌と言うほど堀井に聞かせているので、
彼は私の空腹音を聞いただけで情けない声を上げるのだった。

「私の胃が貴方を求めてるの・・・。だから、・・・そろそろ頂くわ・・・。」

「やめろぉおお!」


私は唇をピンクの舌で湿らせ、彼を呑みこむ準備をする・・・・。

既にお腹が熱い・・・。私の胃袋の中が胃液で滾ってるのが分かる・・・。

それに、唾液が溢れて止まらない・・・。

私が口を大きく開くと、彼の頭の上目掛けて、その唾液は降りかかっていった・・・。


唾液まみれの堀井の頭から、私はちゅるっと音を立てて、食欲に満ちた口内に含んでやる。

すると、即座に唇を押す堀井の両手での抵抗が感じられた。


・・・きゅるるる・・・


だが、そんな堀井の小さな抵抗も今の私にとっては、食欲を増進させる効果しかなさないようだ。

服の下から手をつっこみ、お腹に手をあてると、私の胃袋は既に蠕動運動をはじめて居るのが外からでも分かった。

私の支配欲が刺激され、昂奮が高まり、空腹音となったのだ。


私は夢中になり、彼を貪る。


むちゅっ・・・くちゅ・・・くちゃ・・・


私は、口をすぼめたりしながら、彼の頭を貪欲に味わう。

味がなくなると、今度は彼の頭を喉奥まで呑み込み、喉頭蓋の上に乗せた。

すると、食べ物が入ってきた合図を受け取り、喉頭蓋は自然に少しずつ大きく開き、食道への道を開けたのだった。


ごくり・・・


女子更衣室全体に響くかのような、一際大きな私の嚥下音。

堀井が20cmと言う大きさもあるせいで、食道は大きく広がり、私は満たされた幸福感でいっぱいになる。


・・・139回目の男の嚥下。

最初は私も小さいまま男の踊り食いを楽しんでいた・・・。

しかし男を呑む度に満足できなくなり、今では20cmもの大きさまで大きくしないと満足できなくなった。

そんな貪欲な食道に、堀井は捕らわれてしまったのだ。

もう堀井がこの後どうなるかは想像に難くない。


"ん~ッ!ん~ッ!!"


堀井の絶叫が私の喉奥を刺激する。

そんな堀井をなだめるかのように、私は大きく膨らんだ喉元を人差し指で撫でてやった。

喉元の膨らみは、堀井の恐怖でも表すかのように、堀井の表情がクッキリ浮かび上がっている。

その膨らみも・・・


ごくり・・・ごくり


本能通りの度重なる食道の働きにより、首の根元下へと消えていった。

「(ん~っ・・・食道がどんどん堀井で満たされていく・・・あの憎かった堀井も、
こうして私の食物になってしまえばカワイイものね。)」

私は内心でガッツポーズをしていた。


やがて、堀井の頭が私の胃へ続く一際狭い肉の門、噴門を通りすぎる頃には、

彼の足は既に私の食道下へ沈み込んでいた。

足の形に膨れ上がった喉元を撫でてやると、それも自然嚥下により、胸の中へと消えていった・・・。


ごくり・・・ごくり・・・


彼の足が胃の噴門を潜り抜ける頃には、既に胃の底に彼の存在が感じられ、
その存在は、最後の抵抗でも表すかのように、胃袋の内側を殴ったりするのだった。


ごくん・・・


最後の嚥下が終わると同時に、どすん・・・と彼の存在そのものが胃の底に落ちた。

それは、私のお腹の内側を刺激し、その刺激が僅かに私のお腹の外側へ、ぼこんと現れたのだった。


「一瞬お腹が膨らんだわね・・・。彼の形に・・・。」


私は女子更衣室の椅子に腰掛けると、ゆっくりとお腹を撫でさすり始めた。

時折、そのお腹がぼこりと彼の拳や、足の形に膨らんで居たが、数分もするとその抵抗も無くなり、
彼の命が私の胃の中で尽きた事を露にしていた。

「あーあ・・・抵抗もなくなっちゃったか・・・。もっと暴れて欲しかったのに・・・。」

言葉では不満を表していたが、私の顔は笑顔に満ちていた。

「さーて・・・次は誰を呑みこもうかなぁ・・・。」

私は次なるターゲットを考えながら、ゆっくりと女子更衣室を後にしたのだった・・・。